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研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 和歌山大学システム工学部・教授・吉田 登 |
専門分野 | 環境システム、環境評価 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 和歌山大学食農総合研究教育センター・特任准教授・中尾 彰文 |
和歌山工業高等専門学校・講師・櫻井 祥之 | |
研究名 | 空き家対策を駆動力とした施策連携による相乗効果−空き家の選択的活用による災害対応と脱炭素化へのポジティブ・インパクト− |
研究概要 | 本研究では、和歌山県に顕在化するネガティブな資源ストックである空き家に、都市計画・環境科学的知見を付与して、施策連携による災害対応と脱炭素化のシナジー効果を発揮させ、ポジティブな資源として選択的に活用しうるポテンシャルとその効果を推計する手法を開発する。さらに具体的な地域での事例分析に、住民の空き家活用等への意向を問うWEBアンケート調査をもとにした行動変容のモデルを組み込み、空き家対策を駆動力とした施策連携によるポジティブ・インパクトを評価する。 |
研究成果活用目標 | ●行政施策等に活用 研究代表者、共同研究者は環境関係の審議会(和歌山県、和歌山市、御坊市等)で委員を務める等、和歌山県内の環境保全や地域づくりに関わってきており、そうした機会を活かして県内の自治体や関係機関に情報提供、情報発信していく。特に、都市計画マスタープラン、立地適正化計画、空家等対策計画、地域防災計画、事前復興計画、災害廃棄物処理計画、地球温暖化対策実行計画等関連の行政施策への活用に貢献していく。 ●論文・学会発表 土木学会環境システム研究論文発表会、日本地域学会、都市計画学会等で、研究成果を発表する。特に、空き家の活用は、所有者の私権や周辺の住環境に影響を及ぼすことが予想される。よって、このような利活用の必要性を市民に納得してもらうためには、上記のような学会で論文等を発表し、一定の評価を得ることで、公共の福祉に資する施策実施のための理解へと繋がる。 |
採択額(単位:千円) | 1,300 |
研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 和歌山県立医科大学医学部・教授・西谷 友重 |
専門分野 | 循環器系の薬理学・生理学 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 宝塚医療大学和歌山保健医療学部・准教授・雑賀 史浩 |
大阪医科薬科大学総合医学研究センター・教授・朝日 通雄 | |
研究名 | 和歌山県の心疾患予防への新アプローチ:加熱式タバコ vs 紙巻きタバコの循環器系に対する健康リスクの比較分析 |
研究概要 | 和歌山県は都道府県別の心疾患の罹患率が全国でも特に高い。この現状に対する新たな解決法を目指し、特に喫煙と心疾患との関連に焦点を当てる。従来の紙巻きタバコと近年、日本での使用が特に高まっている加熱式タバコの心筋細胞への直接的な影響を分子・細胞・個体レベルで比較分析し、心毒性の有無および作用機序を明らかにすることを目的とする。また、性差による感受性の違いがあるかについても比較する。この研究により、和歌山県における心疾患の予防および治療法の改善に貢献することが期待できる。 |
研究成果活用目標 | ●行政施策等に活用 ●論文・学会発表 ●国等の研究費補助金等の獲得
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採択額(単位:千円) | 1,250 |
研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 和歌山県立医科大学薬学部・准教授・田中 千晶 |
専門分野 | 天然物化学、ケミカルバイオロジー |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 近畿大学生物理工学部・教授・梶山 慎一郎 |
和歌山県立医科大学薬学部・助教・氏家 和紀 | |
和歌山県立医科大学薬学部・教授・田村 理 | |
研究名 | 新しい作用メカニズムに基づいた抗アレルギー作用を示す「赤シソ」を有効活用した製品の開発 |
研究概要 | アレルギーの発症に必須でありながらこれまで抗アレルギー薬の標的となっていなかった「マスト細胞上の IgE 受容体」の発現量を低下させる化合物 pheophorbide a を生薬“ソヨウ”から見出している。ソヨウは赤シソを基原としており、梅干しを特産とする和歌山県と繋がりが深いことから、赤シソから新しいアレルギー抑制効果を発揮する和歌山県発の製品を開発したい。そのために、同様の活性を示す類縁体の探索と、詳細な作用メカニズムの解明、および有効成分の効果的な抽出方法の開発を行う。 |
研究成果活用目標 | ●企業の新製品開発に貢献(商品化) ●論文・学会発表 ●特許申請 生薬“ソヨウ”や和歌山県産赤シソから pheophorbide a 類縁体の単離、化合物同定とIge受容体発現抑制活性についてまとまった時点で、メディシナルケミストリー系の雑誌(Bioorg. Med. Chem. や Chem. Med. Chem. など)への投稿を検討する。また、劇的に強力な活性を示す化合物の発見に至れば特許を申請する。さらに、詳細な作用メカニズム等を明らかにできた場合には、生物科学系の主要な雑誌(J. Biol. Chem. や Chem. & Biol.)へ投稿する。さらに、プレスリリースによって、赤シソに医薬的な価値があることを広報していく。 有効成分を明らかにした上で、乾燥方法や抽出方法を種々検討し、有効成分が効率よく利用できる条件を見出すことができ、かつ製剤化の目処が立った時点で、企業との商品開発へと進めたい。わかやま振興財団などに仲介して頂き、協力いただける適切な企業を模索する。 |
採択額(単位:千円) | 1,250 |