高等教育共創コンソーシアム和歌山は和歌山の知的資源を集結した地域社会への幅広い貢献を目指します。

令和2年度大学等地域貢献促進事業(共同プロジェクト研究)【助成研究決定】

風水害に伴う地域の浸水被害推計と防災資源の脆弱性評価にもとづく要ケア地域の抽出

研究代表者
機関名・職・氏名 和歌山大学システム工学部 教授  吉田 登
専門分野 環境システム,環境評価
共同研究者
機関名・職・氏名 和歌山工業高等専門学校環境都市工学科 教授  鶴巻 峰夫
和歌山大学システム工学部 准教授  山本 祐吾
研究名 風水害に伴う地域の浸水被害推計と防災資源の脆弱性評価にもとづく要ケア地域の抽出−わかやまの地域継続性向上をめざして−
研究概要 本研究は,浸水対象となる県内全河川を対象とした洪水浸水区域図データに対して,様々な防災資源情報のオーバーレイ等の空間解析を適用することにより,風水害に伴う地域の浸水被害を推計するとともに,防災資源の災害脆弱性を評価して要ケア地域を抽出し,風水害に対する和歌山の地域継続性を高めることをめざす.
研究成果活用目標 ●行政政策等に活用
研究代表者,共同研究者は環境関係の審議会(和歌山県,和歌山市など)で委員を務めるなど,和歌山県内の環境保全や地域づくりに関わっており,そうした機会を活かして県内の自治体や関係機関に情報提供,情報発信していく.特に,地域防災計画(特に水防),地域継続計画,災害廃棄物処理計画(特に水害廃棄物)関連の行政施策への活用に貢献していく.
●論文・学会発表
土木学会環境システム研究論文発表会,日本地域学会などで,研究成果を発信する.
採択額(単位:千円) 1,480

LoRa-WANを用いた防災・減災/農業環境IoTの普及と地域社会への実装

研究代表者
機関名・職・氏名 和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センター 教授  秋山 演亮
専門分野 宇宙利用・宇宙政策・宇宙教育
共同研究者
機関名・職・氏名 和歌山信愛女子短期大学 教授  伊藤 宏
和歌山信愛女子短期大学 副事務長  中西 豊
和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センター 客員教授  山口 耕司
研究名 LoRa-WANを用いた防災・減災/農業環境IoTの普及と地域社会への実装
研究概要 LoRa-WANを用いた防災・減災 / 農業環境IoTシステムの実装を和歌山県内で進める。また実装に際しては地元自治会等が主体と成って設置・運営するための方法を地元アンケート等の調査によって進め、地元住民が必要とするデータを集約するシステムを構築する。同時に地域の互助・共助・自助によるモデルケースとしての運用を行い、全国にモデルケースとして紹介を行う。
研究成果活用目標 ●企業の新製品開発に貢献(商品化)
LoRa-WANを使ったIoTシステム(センサー等の設置)として、既に県内企業と商品化を進めています。また同時に、得られたデータをエンドユーザに提供するソフトウェアに関しても、今後県内企業と商品化に向けた調整を進めます。
●企業との連携(産官学共同研究等)
引き続き「大規模土砂災害対策研究開発機構」の活動の一環として本助成による実証結果を反映し、共同研究を進めます。
●行政施策等に活用
行政が設置する水位計と合わせ、より細かな防災・減災情報を提供すると同時に、農業等でも必要となる広範囲な面データを行政に提供します。
●県民との連携、県民生活・活動等支援
地元自治会と協力し、地元住民が求める防災・減災 / 農業情報を提供することにより、地域の安心・安全と産業振興に貢献します。
●論文・学会発表
砂防学会等にて成果を発表します。
採択額(単位:千円) 1,320

位置情報ビッグデータを用いた和歌山県民の生活行動の実態把握と多角的分析

研究代表者
機関名・職・氏名 和歌山大学経済学部 教授  辻本 勝久
専門分野 交通政策・交通計画
共同研究者
機関名・職・氏名 東京医療保健大学和歌山看護学部 准教授  吉田 えり
和歌山大学経済学部 教授  足立 基浩
和歌山大学経済学部 准教授  金川 めぐみ
和歌山大学経済学部 研究支援員  宋 謙
研究名 位置情報ビッグデータを用いた和歌山県民の生活行動の実態把握と多角的分析 −新型コロナウイルス(COVID-19)とその対策の影響を中心に−
研究概要 本研究では、位置情報ビッグデータを用い、和歌山県民の生活行動の実態を年齢層別・居住地区別等の属性別に解析し、視覚化する。その際、新型コロナウイルス(COVID-19)とその対策が県民の生活行動に与えた影響について、特に重点的に解析する。対象地域は有田市を含む和歌山都市圏である。 その上で、上記解析・視覚化結果について、福祉、医療、都市再生、交通の各専門研究分野から分析と提言を行い、持続可能な地域づくりに向けた展望と引き続き取り組むべき研究課題を整理する。
研究成果活用目標 ●行政施策等に活用
位置情報ビッグデータを用いた解析結果を、和歌山都市圏の各市町に提供し、「長期総合計画」「地域公共交通網形成計画」をはじめとする計画の策定・改訂に活かすなど、行政施策等への活用を推進する。
●論文・学会発表
新型コロナウイルス(COVID-19)とその対策が和歌山都市圏民の生活行動に与えた影響について、各専門分野からの分析・提言を学会発表や査読論文執筆につなげる。 研究の成果を、Webサイトを通じて広く情報公開する。
●国等の研究費補助金等の獲得
この研究を発展させ、国の科学研究費補助金等の獲得につなげる。
採択額(単位:千円) 1000

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