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研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 和歌山大学・システム工学部 教授 吉田 登 |
専門分野 | 環境システム、環境評価 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 和歌山大学・システム工学部 准教授 山本 祐吾 |
和歌山工業高等専門学校・環境都市工学科 教授 鶴巻 峰夫 | |
研究名 | 小規模ごみ焼却施設でのエネルギー地産地消による環境・防災効果と事業性の評価 |
研究概要 | 本研究は、将来の人口減少や技術革新をふまえ、現在、和歌山県内に多く存在する、発電施設のない小規模なごみ焼却施設がエネルギー回収技術を導入することによる温室効果ガス削減や災害時のエネルギー供給効果と事業性を評価する手法を構築し、それをもとに県内のごみ焼却施設を診断して、県内自治体の環境政策支援に資する情報提供を行うことを目的とする。 |
研究成果活用目標 | ●行政施策等に活用: 第4次和歌山県廃棄物処理計画をふまえた、今後の県内から発生する生活系廃棄物バイオマスにおける熱回収ポテンシャルを鑑みると、現在和歌山県内のごみ焼却施設20施設のうち16施設にはごみ発電設備がなく、県内の生活系廃棄物バイオマスからのエネルギー回収が困難な中、本研究はこの問題解決に直結する研究であり、研究成果を県内自治体へ情報発信する。 また、和歌山県では近い将来に発生が懸念される南海トラフ巨大地震に対応した防災対策が急務であり、限られた財政制約の中、平常のみならず災害時にも機能を果たしうる社会基盤整備を充実させることは重要な県民ニーズであり、本研究成果を県等の関係機関へ提供する。 ●国等の研究費補助金等の獲得: 本研究成果をもとに競争的資金である環境省環境研究総合推進費に申請し、生活排水処理等も含めた地方都市における生活系廃棄物バイオマスからのエネルギー回収に関する研究を推進する。 |
採択額(単位:千円) | 1,300 |
研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 近畿大学・生物理工学部 教授 泉 秀実 |
専門分野 | 食品保全学 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 和歌山信愛女子短期大学・生活文化学科 教授 堺 みどり |
和歌山信愛女子短期大学・生活文化学科 助手 若林 一花 | |
和歌山大学・教育学部 准教授 山本 奈美 | |
研究名 | 紀州金山寺味噌の衛生的製造・出荷とその普及 |
研究概要 | 和歌山県の食文化の一つと言える紀州金山寺味噌が、県産品としてブランド化し販路拡大するためには、2020年のHACCP義務化に向けて、衛生的な製造と出荷の技術を確立してアピールし、教育・産業機関の連携を深めて、食育や学校給食への利用など、地産地消も実現できる付加価値の創出が必要である。本研究は、衛生管理の研究分析と給食等への普及調査を柱に、これらの実現を目標とする。 |
研究成果活用目標 | ●企業との連携(産官学共同研究等): 本研究期間は1年間のため、従業員への衛生教育を含めた衛生管理法の確立までは至らないが、研究協力者として、紀州金山寺味噌製造業者の全面的な協力を得ていることから、研究終了後も、企業との産学共同研究を発展させて、HACCPプラン導入のモデル製造にまで展開させる。 ●県民との連携、県民生活・活動等支援: 和歌山県下の小学校の栄養教諭・栄養職員の協力を得ていることから、学校給食への衛生管理された金山寺味噌の使用に結びつける。また、紀州金山寺味噌を題材として、学校給食と関連づけた食育活動を発展させて、学童の体験学習を実施する。 ●論文・学会発表: 本研究成果は、学術的意義も高いので、日本食品保蔵科学会(研究代表者は学会理事)あるいは日本防菌防黴学会(研究代表者は学会理事)において、発表を行う。 |
採択額(単位:千円) | 1,200 |
研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 和歌山県立医科大学・医学部 講師 多中 良栄 |
専門分野 | 有機化学・分析化学 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 和歌山工業高等専門学校・生物応用化学科 教授 野村 英作 |
近畿大学・生物理工学部 教授 尾崎 嘉彦 | |
研究名 | 干柿加工時におけるビタミンC減少過程の有機化学的解明とビタミンCを豊富に含有する干柿製造法の開発 |
研究概要 | 和歌山県内で生産される柿は約8割が渋柿であり、大部分が脱渋され生果として出荷されている。近年その消費量の低下が懸念され、干柿への加工など新たな用途の開発が模索されている。一方柿はビタミンCやビタミンAなどを豊富に含む果物であるが、干柿に加工することによりビタミンCはほとんどなくなってしまう。本研究では干柿を製造する際におけるビタミンCの減少機構を有機化学的に解明し、得られた知見を活用して、ビタミンC豊富な干柿を製造する加工方法を見出すことを目的とする。 |
研究成果活用目標 | ●論文・学会発表: ビタミンC減衰に及ぼす水溶性タンニンの影響など学術的な成果に関しては食品化学や農芸化学分野での論文発表もしくは学会発表を目標とする。 ●企業の新製品開発に貢献: ビタミンCを豊富に含有する干柿の製造方法を利用し、コストや加工時間なども精査し、和歌山産の柿で作る高機能加工食品としてのブランド化と販売促進を目指す。 |
採択額(単位:千円) | 800 |
研究代表者 | |
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機関名・職・氏名 | 近畿大学・生物理工学部 准教授 岸田 邦博 |
専門分野 | 食品機能学、栄養生理学 |
共同研究者 | |
機関名・職・氏名 | 和歌山県立医科大学・医学部 講師 井原 勇人 |
研究名 | サンショウ由来機能性成分によるメタボリックシンドローム改善作用メカニズムの解明 |
研究概要 | サンショウによるメタボリックシンドローム改善作用の分子レベルでのメカニズムを動物実験により解明する。特にインスリン分泌や脂質生合成の高まる条件である高糖質食給餌下におけるサンショウ摂取の影響に焦点をあて、小腸での消化・吸収の阻害、肝臓や脂肪組織での脂質生合成に与える影響を明らかにするとともに、有効成分の同定にも着手する。 |
研究成果活用目標 | ●企業との連携(産官学共同研究等): 県内食品企業と既に産学連携共同研究を行っており、機能性成分を活用したサプリメントや加工食品の開発による高付加価値化の推進に繋げて行きたい。 ●論文・学会発表: 得られた知見は、日本栄養食糧学会、日本農芸化学会、日本肥満学会、日本分子イメージング学会、Experimental Biology(アメリカ実験生物学会)等で発表したうえで、国際学術雑誌に論文発表することを予定している。 ●国等の研究費補助金等の獲得: 科学研究費補助金をはじめとする外部資金を獲得し、さらなる研究の継続・発展を計画している。 |
採択額(単位:千円) | 500 |